国航が先物取引で31億元損失

中国国際航空はこのほど、石油先物取引で、10 月末時点で約31 億元(約432億円)の含み損を計上したと発表した。国航は、石油価格の高騰が続いていた今年7月に、2011 年限月先物取引を購入した。商品・エネルギー先物取引所のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)の12 カ月ものは7月1日、1バレル142.47 米ドルで、7月11 日には148.60米ドルまで高騰したが、その後大幅に値下がり。10 月31 日は67.81 米ドルで引け、下げ幅は52.4%に達した。11 月21 日時点では49.00米ドルまで落ち込み、10月31 日比で27.7%下落している。国航の含み損は今後さらに拡大する可能性もあるようだ。現在保有する建て玉は6月きりのため、まだ満期となっていないが、莫大な含み損を前に決済できない状態という。24 日付第一財経日報などが伝えた。(11/25NNA)

沈まぬ太陽」の元ネタとなった、日航の為替予約損失を思い出す。
損切りできないこと自体が、かなりの爆弾。