借金して「買ってはいけない」。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20081028/175419/
マンションというものを「運用」として考えるなら、物件の下落リスクというものを考え、近隣の相場を考慮しながら、いかに借金を抱えず購入するかということにかかる。そういう意味では新築物件など論外。中古物件にしても、いかに貸すに耐える物件か、またどのくらいのスパンで貸していくか(定借物件は相場も下がるし、借りる側も嫌がる)、そのあたりまで本来は考えるべきなのだろうが、将来自分が住むことを考えると、それはまたそれで難しい判断になる。
そういう意味で行くと、この記事の前提自体が間違っている。本気で運用に徹するのならば、都内ではなく近郊の出物(競売落ちの物件がベスト)を狙うべきであって、金融機関から借金して買うなど論外。自己資金1,000万円で、300〜400万円くらいを4〜5年で返すというのであればまだ無理がない。
あと、物件を購入するときと、賃貸の斡旋を別の業者にするとか、そういうテクニックも必要(物件の購入は見て歩けばどうにかなる、ただし賃貸の斡旋となると地場の不動産屋のほうが圧倒的に強い。全国的なネットワークなど見事なまでに当てにならない)なのだが、ここにはまったく書かれていない。