「逆命利君」の所感。

1993年に母校で佐高信氏を呼んで講演会を行ったときに、自分もなぜか出向いているのだが、そのときに「逆命利君」の中にあるこんなエピソードを紹介していた。
EC役員が指摘したのは「欧州においては市民は『職業人』『家庭人』『地域社会と国家に奉仕』する義務がある」「ところがそれを無視して仕事に邁進している連中がいる、それは『軍人』『警察官』『囚人』のいずれや」という問いである。要はモノカルチャー」の『軍隊』ほど性質の悪いものは無いね、という話。
あとこれはこの講演では言及されなかったが、あえて引く。
「日本の社会にはコンセンサス主義の行き過ぎがあり、一見民主的に見えながら、ボス支配の構造や集団主義により個人の締め付けが強く、いきおい『個人』の自由な発言をためらわせている