「中国の方が大量に製造」→北朝鮮に流入?

【ソウル5日時事】北朝鮮が紙幣偽造などを行ったとして米政府が科した金融制裁に対し、北朝鮮側が「中国の方がもっと大量に偽札を製造している」として、不満を表明していることが5日、明らかになった。米韓両国の関係当局も、北朝鮮のそうした主張を把握している。北朝鮮は「わが方は偽造貨幣の製造・流通の被害者」(外務省報道官)と反発しているが、中国を放置し、自分たちを制裁するのは不当という認識が反発の根拠の一つになっていることを示すものだ。(略)同筋によると、北朝鮮側関係者は話を進めるうちに「中国で製造したものをわれわれが使ったかもしれない」と語り、中国から流入した偽造紙幣が北朝鮮で出回ったかのように話を修正した。米政府によると、1989年以降の北朝鮮製偽ドル紙幣の押収総額は5000万ドル(約56億円)前後に達している。

中国から北朝鮮への経済援助の代金が偽札(笑