国際結婚は難儀なものだが。

「渉外婚姻」
国際結婚。「国際婚姻」「跨国婚姻」とも言う。中国でも外国人との結婚が増えているが、トラブルも多く、先の人民政治協商会議(政協)で一部の委員が、外国人と結婚する中国人女性の権利を保護するため、国際結婚の審査を強化するよう提案した。
提案者は、新中国建国時に共産党中央書記局書記・政治局員だった任弼時氏の娘である任遠征氏ら17人の女性委員。同氏らは、海外の中国大使館では近年、外国人と結婚した中国人女性から、夫による暴力、性的虐待、監禁といった被害の訴えが多いが、「中国の現行法には、外国人と結婚した中国国民の合法的権益を保護する面で明らかに不足がある」と指摘し、対策をとるよう主張した。
具体的には、外国人が中国人と婚姻手続きをする際に、(1)納税証明書もしくは資産証明書を提出し、生活するのに十分な収入があることを証明する(2)外国で離婚した場合の帰国交通費や離婚手続き完了前の生活費などを中国人側にきちんと払うという保証書を提出することを義務付けるべきだとしている。
一部の中国メディアは、外国人と結婚した中国人には、自己防衛意識を欠き、「家の不祥事は外に漏らせない」という考えの人が多く、こうした姿勢が外国人配偶者の横暴を助長すると指摘している。
中国メディアによると、中国人の国際結婚は約4分の1が離婚している。離婚率が約4割とみられる日本人の国際結婚ほどではないが、それでも少なくはない。ちなみに、中国での結婚手続きは「婚姻法」の規定に沿って、政府機関の民政部門(市政府民政局など)で行う。同法によれば、中国の国民は男性が22歳、女性が20歳から結婚できる。
中国ではかつて、結婚に際してエイズなどにかかっていないかを調べる身体検査が義務付けられていた*1上、外国人との結婚では、なかなか書類を受理してもらえず、手続きに1カ月かかった*2といったケースもあったが、現在は、身体検査を行うかどうかは任意になるなど手続きが簡素化されている。(3/15時事)

余計なお世話じゃ。まあこの国の場合、いろいろな形で各国に売られるケースが多いからそういう声も出てくるのかもしれないが、個人間の婚姻関係に国が嘴を挟むのは筋違いだろう、と書くと日本の外務省も同じようなものなので*3これにて病む。

*1:医者の前で弄り回されるとかあったらしいです。

*2:証明書の当日発行を嫌がる話は未だに存在するようです。

*3:妻のビザ取得のために在職証明と収入証明を出さざるをえないとか。