満州語の翻訳家、50人未満

華僑向け通信社、中国新聞社電はこのほど、中国に現在、満州語による史料が200万件以上あるにもかかわらず、満州語の文書語を中国語に翻訳できる人は同国に50人未満、言葉に精通している人は20人に満たないと現状を伝えた。中国で満州語研究に対する関心が高まる中、専門家は「私たちにできるのは満州語の衰退の過程を記録することだけ。悲しいと言わざるを得ない」と話している。
同国には満州族が1000万人近くいるが、満州語が話せるのは黒竜江省の高齢者を中心とした100人未満にすぎない。中国では清代(1616−1912年)に記された満州語の史料200万件以上が現存。内容は政治、経済、文化、軍事、外交などに及び、学界の関心も高まっている。しかし、その翻訳には100人がかりで1世紀の時間を要するといわれ、人材不足が深刻となっている。(10/13時事)

そりゃ少数民族を漢族に同化させるような政策しか取ってこなかったのだから、致し方あるまい。内蒙古や西域のように、公共施設にモンゴル文字チベット文字などを書かせているわけでもなかったわけだし。