わたしの蔵書類 - 自分の本質を際立たせた結果

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西田藍さんや広瀬彩海さんのようにぼくはまっとうな本は読んでいない。

いやむかしは読んでいたのかもしれないが、この歳になって「こんなものを読んでいます」と言えるのは「存在困難」が関の山で、じっさい子供に何を読ませようかと考えたときに書棚にあるのが「Railway Disaster of the World」とか「鉄道人身事故データブック」、その他はせいぜい中国貨車技術書とか薄い本、あるいはNDLなどでこさえた複写資料の山程度しかない。それ以外は何か機会がある度に処分してしまうものだから、まともな読み物がほとんど残っていない。

複写資料の山といっても統計類 (輸組報は全年度揃えた)、雑誌記事から決算公告類、あるいは「謄本ガチャ」と呼ばれた現在(履歴)事項証明書や図面証明書、さらにはブルーマップの写しなどで、それは単に
「人間は裏切るが、結果としての数値はまだ裏切らない」
「数値は人間を殴る道具である」
という人間観を映し出しているだけなのだが。いまさら人間の内面に下りていく作業をやるほど若くもないので、あとはこの手法をどこまで研ぎ澄ますかだけである

ぼく自身あるいは困難な存在 (ちくま学芸文庫)

ぼく自身あるいは困難な存在 (ちくま学芸文庫)