弥生美術館に行ってみた(高畠華宵)

http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/
本日、所用のついでに足を伸ばしたのがここ。竹久夢二自体にはあまり興味は持っていないのだが、(偏った)戦前文化史の研究ついでということで。橘小夢展は軽く流して見たのだがなぜか「京鹿子娘道成寺」を連想した作品があった。

それはさておき、高畠華宵である。美人画で御殿を建てたという話もすさまじい。大正から昭和初期にかけてがその絶頂期で、掲載された雑誌を拾ってみたのだが、なんとこれらの少女雑誌は見事なまでに散逸しておりNDLにもないとは思わなかった。前に戦前少女歌劇誌の調査で苦労したのだが、また同じような状況に追い込まれようとはぐぬぬ

(左: 高畠華宵「光」、右:「馬賊の唄」『日本少年』1929/2)
※1 上野地下鉄ストアが開業したのが1931/6なので、左の作品はその前後に作成されたものと考えられる。しかし女子店員の制服はこんなスタイルだったのだろうか。
※2 むしろ「美少年画」のほうが有名かもしれない。「BL」的なものも存在する