北越急行進撃記

北越急行に乗ったのは今から10年以上も前で、急行能登がウヤのためやむなく翌日朝に帰るために使っただけでそれからしばらく疎遠となっていたのだが、一度きちんと回ってみようと思いたち出かけることにした。

東京→越後湯沢間はスキーボーダーの群れで自由席は阿鼻叫喚状態なので指定席のデッキに逃げる。越後湯沢の改札を抜けると9号車付近では北越急行所属車の写真を撮るものが数多く見受けられた。越後湯沢〜直江津間最速45分のはくたか2号に乗車。六日町まではカーブが多く決して速度は出ないのだが、むしろ北越急行線内の速度が異常といえる。だいたい虫川大杉を通過したのが0855でどうやって10分近くで直江津まで着くのかと思ったが3分遅れ程度で着くというすさまじさ。このダイヤは強引すぎるような気もする

さて山間部を抜けて頸城平野は雪もないので当初の予定を変更してうらがわらで降りるが、雪の壁に阻まれて陸橋に行けないわ、電車に乗り遅れるわという始末でやむなく虫川大杉まで歩くことにするが、そのときに見つけたのがこちら。頸城自動車浦川原駅はこの位置にあったらしい。さらに歩くと川沿いに列車を撮れる区間も見つけるなど、まさに怪我の功名

こういう寒冷地であいぽん頼みは危険なので銀塩機を久々に稼働させる。虫川大杉では北越急行編成の6連などを撮る。この返しはホームでの撮影者が数名いるため無理にホームの端に行かなかったために中途半端な写真になってしまったが(そもそも全車西日本編成なのであまり気合を入れていないという話もある)、高速シャッター機能は伊達じゃない。

立山トンネルの中は石油臭かったような気がしたのはきのせいだろうか。途中薬師峠信号場で列車離合、魚沼丘陵に着いたはいいがさてどうやって撮影地に向かおう。なにしろこの近辺は雪の壁だらけで撮影どころではないのだが、少し歩いた所に雪を踏み固めた階段ができており、そこがお立ち台となっていた。ここも銀塩機主体の撮影なので列車はなし。

あとはHK100の入線を撮って越後湯沢に戻る。未乗となっていたGALA支線を往復して帰投。
さすがに始発から乗れば座席の確保は容易。帰りの車内では東京駅までずっと寝ていた