「トリック」と称してカチコミをかける

「トリック・オア・トリート」でお菓子をくれなかったヤクザ事務所に
「トリック」としてカチコミかける子供

子供にカチコミをかけたくなるそんな気分を昇華すべく、筒井康隆だったか小林信彦だったかでそんな内容の小説があったなあと思い出すのに時間を要した。小林信彦『いちご色の鎮魂歌』だった (『発語訓練/すばらしい日本野球』所収)。これが筒井康隆『イチゴの日』となるとまったく違った作品になるんで、記憶の詐術はおそろしい

素晴らしい日本野球 (新潮文庫)

素晴らしい日本野球 (新潮文庫)

※絶版です