「貧困率」に関するデータ

このあたりはひとつは保育園費の高さと、生活保護申請率の低さ(「水際作戦」に代表される)が挙げられよう。パート代で下手すれば保育園費で足が出る、だとすれば母子家庭扱いにして所得を圧縮して優遇措置を受けるというのが合理的ではある。もっともそれが「少子化政策」*1といえばそれまでのことだが。スイスの率が日本並みに高い理由について知りたいものだが。
少子化対策というのは、実はかなりちぐはぐであり、不妊治療は給付金がありながら、産科は医師が少ない問題を抱え、さらに幼児医療は無料の自治体も多いなど優遇されている反面、保育園は認可その他の問題以前に負担額が巨額すぎるなどの問題を抱え、制度設計の整合性がまったく取れていないように思えた。

*1:少子化」を促進する政策ということだ。