景気の悪いダイヤ改正(束)。

(値上げ)
基本的に「東北新幹線青森開業」で「青い森鉄道」化による運賃の大幅値上げ、盛岡発着「やまびこ」の「はやて」全席指定化による運賃値上げ(えきねっと経由で値引きはしているが)が主なトピックス。
(減便)
在来線関係では、京浜東北線(蒲田〜南浦和)、東北本線(宇都宮〜黒磯)、烏山線(宝積寺〜烏山)、白新線(豊栄〜新発田)で日中列車の減便。特に京浜東北線の減便(日中12本→11本/時)は、都内区間でさえ運用を減らすという転換点に立ったという意味で、画期的である。E233-1000が83編成も要らなかったというオチで、玉突き転配の可能性も見えてくる。
(特急削減)
在来線特急は「水上」「なすのとちぎ」の廃止、東海道筋の「踊り子」運用変更により、185系7連口と10連口を入れ替えて、東海道筋のライナー着席機会は減少。「踊り子」自体、車輌の老朽化が進んでいるので、修善寺乗入の廃止も視野に入るか。房総方面はさらなる特急の減便(快速への格下げ)、京葉線列車の外房直通化による運用効率化が進む模様。
(その他)
遭難新宿(スカ)は小金井〜宇都宮間延長、ただし宇都宮以北を抱合せで減便するのは前述通り。武蔵野線大宮直通列車の定期化により、115系豊田車の撤退。南武線に快速列車復活(2011年3月予定)も、追越設備がないので無駄に数駅通過するだけという意味の無さは、東海道線快速(アクティー)並である。