毎年専用種別消滅。

90年代に撮ってきた貨車のほとんどが廃車となり近場の貨車スポット消滅。タキ40000まで淘汰開始、ろくなものではない。昨年度はラテックス、今年度は液化酸化エチレン、希硝酸というところか。何よりこの十年で国内産業がすっかり空洞化したのが大きい。専用種別も画一化するばかり。年々趣味の世界がつまらなくなりモチベーションも下がる一方。
そういう意味では、社会人になって初任配置が徳山というのは運がよかった。なんといっても県内だけで岩国、下松、徳山、新南陽、福川、宇部港、居能、宇部岬、美祢、重安と車扱貨物の扱いがあったのだ。*1県外まで足を運べば、島根県で益田、江津。福岡県だったら金田、外浜。
あの頃どれだけ私有貨車を撮ったことか。
クレオソート専用タキ2754は新南陽駅の入場券を買って撮りにいったし、亜硫酸パルプ廃液臨専用のタム2920、2932は岩国駅構外側線で飽きるほど撮った。*2
もうあの地域ではホキ9500かタキ1100位しか見るべきものはない。セメント貨車も残るは四日市。東北北海道は車扱はほとんど死滅という有り様。他に何かあるかね?

*1:大竹は広島県ダイセル化学の一形式一両トリオがいつも側線で寝ていた。防府貨物と下関はコンテナのみ。

*2:タム2920が鉄道貨物博物館で保管されているのは幸甚の極みである。